「イスラムの目覚め」世界フォーラムの事務局長がイラクで演説
(last modified Sat, 22 Oct 2016 10:40:59 GMT )
10月 22, 2016 19:40 Asia/Tokyo
  • 「イスラムの目覚め」世界フォーラムの事務局長がイラクで演説

「イスラムの目覚め」世界フォーラムのヴェラーヤティ事務局長が、「イスラムの目覚めの強固な後ろ盾である地域のイスラムの抵抗の中心は、ここ数年、目覚しい成功を遂げている」と語りました。

ヴェラーヤティ事務局長は22日土曜、イラク・バグダッドで開かれたイスラムの目覚め世界フォーラムの最高評議会の第9回会合で、「この会議が開催されている中、西アジアは特別な状況下に置かれ、緊迫した時代を送っている」と語りました。

さらに、「国内外の反対者の扇動や陰謀の継続、またシリアでの過激なテログループの戦争拡大にもかかわらず、シリア軍と義勇軍は力強く国内、地域、世界の敵に対して立ち向かっている」としました。

また、「イラクもまたここ数日、モスル解放作戦を開始した。確実にこの作戦は、現代史上、最も野蛮で反動的なテログループであるISISの殲滅の開始となりうる」と述べました。

ヴェラーヤティ氏は続けて、「イエメンの虐げられた国民はいまもサウジの戦闘機の絶え間ない爆撃や戦禍の影響をこうむっている中、国際機関や人権擁護者は絶対的な沈黙を守っている」としました。

さらに、「バーレーンで闘っている革命的な国民もまた、平和的な方法での失われた権利の回復に向けた自らの合法的な要求を弾圧されている」と述べました。

また、「パレスチナの人々も以前同様、シオニストやその犯罪に抵抗しており、現在パレスチナ人に降りかかっている災難は、この60年、この虐げられた国民に対して行われている犯罪や裏切りの結果だ」としました。

ヴェラーヤティ氏は、「あらかじめ計画されたシナリオにより、地域の多くのイスラム教徒の国民の優先事項はシオニスト政権の占領問題からISISなどの国内問題に移されている」としました。

さらに、「シリア、イラク、イエメン、バーレーン、リビアなど、全ての地域の問題の背後にサウジアラビアがいるのは明らかであり、ワッハーブ派は金を使って今もイスラム世界で扇動行為を続けている」としました。