イラン大統領、「核合意違反へのイランの回答は断固としたものになる」
12月 06, 2016 18:41 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、「イランは、アメリカが核合意に違反したり、それを破棄したりするのを許さない」と強調しました。
IRIB国際放送記者によりますと、ローハーニー大統領は、6日火曜、テヘラン大学で開催された大学生の日の式典で演説し、アメリカの次期政府が核合意の違反や破棄を示唆していることについて、「アメリカは、イラン国民の意志や抵抗に影響を及ぼすことはできない」と語りました。
また、アメリカは、核合意の実施において違反を犯しているとし、「アメリカ大統領によってアメリカのイラン制裁法の10年延長が実施されれば、イランの反応はそれに即した、断固としたものになるだろう」と語りました。
さらに、「今月7日、アメリカのイラン制裁法の実施に対してイランがどのような対応を取るかについて決定が下される」と強調しました。
アメリカ上院は、今月1日、イラン制裁法の10年延長を全会一致で可決しました。
これにより、アメリカ議会は、2026年まで対イラン制裁を継続することに賛成しました。
この後、この決定はアメリカ大統領の署名を待つことになります。
ローハーニー大統領は、イラン恐怖症に関する敵の陰謀についても、「イランが他国を脅かしたことはなく、アメリカとシオニスト政権イスラエルこそ、世界の脅威になっている」と語りました。
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