最高指導者、「パレスチナは、パレスチナ人の抵抗により解放されるだろう」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「パレスチナの大地は、パレスチナの人々や各グループの抵抗と神の道における戦いにより、解放されるだろう」と強調しました。
最高指導者事務所の情報サイトによりますと、ハーメネイー師は、14日水曜、パレスチナ・イスラム聖戦運動のラマダン・アブドラ事務局長、および、その随行団と会談し、「聖地ゴッツ・ベイトルモガッダスを解放する唯一の方法は抵抗と闘争であり、そのほかの方法が実を結ぶことはない」と語りました。
ハーメネイー師は、「シオニスト政権イスラエルは、以前にも言ったように、イスラム教徒とパレスチナ人が一体となった闘争により、25年後には実質的に存在しなくなるだろう」と述べました。
また、地域の多くの問題の最大の要因は、「大きな覇権主義者、大悪魔」、つまりアメリカであるとし、現座意の危機を作り出している地域の小さな悪魔による干渉に触れ、「彼らの目的は、地域の世論の中でパレスチナ問題を色あせたものに見せ、忘れさせることにある」と語りました。
さらに、「イランは、地域の一部の問題に巻き込まれているものの、常にはっきりと、パレスチナ問題こそ、イスラム世界の第一の問題であると表明し、それに関する責務を果たしている」としました。
ハーメネイー師は、「地域の最も重要な問題のひとつは、一丸となって、ISISやヌスラ戦線などのタクフィール主義のグループと戦うことである。そうしなければ、タクフィール主義の危機を作り出す動きにより、パレスチナ問題が脇に追いやられてしまう」と語りました。
一方のラマダン・アブドラ事務局長も、パレスチナの人々とその理想に対するイランの最高指導者やイスラム体制の賢明かつ勇敢な立場に感謝を示しました。
また、2014年の50日におよぶシオニスト政権のガザ戦争のときと比較し、パレスチナの抵抗グループの戦闘力が数倍に拡大したことに触れ、「パレスチナは、運命を決定する重要な地域であり、その所有者の権利が回復しない限り、地域が安定することはないだろう」と語りました。