イランのウラン濃縮権主張に困惑するトランプ氏/ロシアがイランでの共同工業団地設立を提案
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ドナルド・トランプ米大統領
バガーイー・イラン外務省報道官がドイツの出版物とのインタビューで、「イランは圧力を受けてもウラン濃縮の権利を決して放棄しない」と強調しました。
【ParsTodayイラン】バガーイー報道官は27日日曜、ドイツのニュース週刊誌シュテルンのインタビューに応じ、核交渉におけるイランの誠意表示に触れ、「不信感を煽っているのは、JCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)からのアメリカの一方的な離脱および、欧州の約束不履行である」と述べています。また「核兵器製造を禁じるイランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の教令は、わが国が平和目的による核開発計画を堅持していることの明確な証拠だ」としました。さらに「イランは圧力行使されても核の権利を放棄しない」と強調し、「欧州は国際法違反の責任を負うべきだ」と訴えました。
イランのウラン濃縮権維持に困惑するトランプ大統領
ドナルド・トランプ米大統領は根拠のない主張を繰り返し、イランがウラン濃縮権の維持・継続を主張していることに再び困惑を示しました。トランプ氏は27日日曜夜、スコットランド・ターンベリーで行われた欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長との会談の冒頭で、「イランの核兵器保有を容認することはできない。しかし、彼らは依然としてウラン濃縮について語り続け、濃縮を継続したいと表明している。しかし、我々はそれを容認しない」と主張しています。
パレスチナ支持者、ホワイトハウス前で抗議行動
米ホワイトハウス前では、多くのパレスチナ支持者がシオニスト政権イスラエルによるガザ地区封鎖に抗議し、デモを行いました。デモ参加者らは27日日曜夜、米国による対イスラエル支援停止を訴えるとともに、栄養失調で命を落とし殉教した子どもたちの写真を掲げていました。
北朝鮮:「韓国との関係改善に向けた協議には関心なし」
韓国のイ・ジェミョン新大統領による関係改善の働きかけに対し、北朝鮮はこの問題および韓国との協議には関心がないと表明した。北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総チョキの妹で、同党の高官であるキム・ヨジョン氏は27日日曜朝、「韓国が自らの全ての行動の結果を感情的な言葉で取り繕うつもりなら、これほど大きな誤算はないと言えるだろう」と述べています。さらに「イ・ジェミョン大統領の米韓安全保障同盟への取り決め順守は、彼が前任者と何ら変わらないことを示している」と付け加えました。
ロシア、イラン北東部サラフスへの共同工業団地設立を提案
ロシア・チェリャビンスク州のドミトリー・セルゲエヴィチ・グルハロフ国際地域協力大臣は、イラン北東部サラフス経済特別区の良好な輸送インフラを強調し、イランとの共同工業団地設立を提案しました。また、両国に共通する制裁の影での二国間貿易能力の回復と南北回廊の活性化を強調しています。
ハマス有力指導者:「ガザ市民の流血が踏みにじられることを決して許さない」
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの有力指導者、ハリル・アル・ハイヤ氏は28日月曜午後、「ガザのパレスチナ国民の自己犠牲と抑圧の声は我々に託されたものであり、我々はこの血が踏みにじられることを決して許さない」と強調しました。
ガザ地区でイスラエル兵888人が死亡
シオニスト政権イスラエル民主党のヤイル・ゴラン党首は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる現政権の行動を批判し、おととしのガザ戦争勃発以来、ガザ地区で888人の兵士が死亡したことを明らかにしました。さらに、「ガザでの戦争は終結し、捕虜の釈放について合意成立させねばならない」と述べています。