イラン最高指導者:「12日間戦争でのイラン国民の団結は敵の希望を挫く」
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イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師がある演説で、「イラン国民の団結に関して私がまず言いたいのは、去る6月のイラン国民団結の12日間戦争においてイラン国民の団結ぶりが敵を失望させたことである」とし、「敵は戦争の最中から、自らの目的と思惑は達成できないことを悟っていた」と語りました。
(last modified 2025-09-24T03:11:16+00:00 )
9月 24, 2025 12:08 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師
    イラン・イスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師がある演説で、「イラン国民の団結に関して私がまず言いたいのは、去る6月のイラン国民団結の12日間戦争においてイラン国民の団結ぶりが敵を失望させたことである」とし、「敵は戦争の最中から、自らの目的と思惑は達成できないことを悟っていた」と語りました。

ハーメネイー師は23日火曜夜、イラン国民に向けたテレビ演説において「偉大なる聖戦士たる殉教者、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーの故ナスロッラー元事務局長の殉教記念日に際し、彼を偲ぶ必要がある。この人物はシーア派やレバノンのみならず、イスラム世界にとって大きな財産であった。もっとも、この財産は失われておらず残っている。彼は殉教しこの世を去ったが、彼が築き上げたこの財産は残っている」と述べています。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、ハーメネイー師は続けて「イラン国民の団結に関して私がまず述べたいことは、かのイラン国民団結の12日間戦争において、イラン国民の団結ぶりが敵の希望を挫いたということである。つまり、敵はまさにあの戦争の真っ最中、開戦の当初と中盤から、自らの目的と思惑を達成できないと気づいていたということである」とコメントしました。

また「敵が意図していたのは司令官諸氏への攻撃ではなかった。それは手段に過ぎなかった。敵は、軍司令官らや体制内の有力者の一部を攻撃し、国内、特にテヘランに混乱を引き起こし、そうした要因に混沌と無秩序を引き起こさせ、可能な限り多くの人々を街頭に引きずり出し、イスラム共和制たるイランに対する民衆による事件を発生させようと目論んでいた。これが目的だった。したがって、彼らの矛先はイスラム共和制たるイランだったのだ」と語っています。

続けて「敵の目的は体制をかく乱することだった。別の講話で述べたように、彼らはイラン現体制の成立後もずっと計画を練り、考え続けてきた。彼らは一連のかく乱行為を扇動し、街頭での暴動を引き起こし、ギャング団を組織し、国内からイスラムを根絶しようとしていた。これが敵の目的だった」と述べました。

そして「もっとも、この思惑はそもそも最初の段階で失敗に終わった。軍司令官らやその他の役職者は直ちに他の者にとって代わられ定着し、軍隊の地位、制度、秩序体制、規則は変わらず、強さも士気も高いまま維持された」としています。

ハーメネイー師は最後に「しかし、民衆の中で最も影響力の強い要素である民衆は、敵の望む事柄に全く動じなかった。デモが結成され街路は埋め尽くされたが、それはあくまで敵に対するものであって、イスラム体制に対するものではなかった」と結びました。

 

 


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