ニュース|イラン第1副大統領;「イスラム恐怖症は西側の戦略」/米国がシリアの一部地域を攻撃
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イランのモハンマド・レザー・アーレフ第1副大統領
イラン・イスラム共和国第1副大統領が、「イスラム教および我が国において暴力と過激主義のための余地はない」と語りました。
モハンマド・レザー・アーレフ第1副大統領は19日金曜、預言者ムハンマド生誕1500周年記念本部会議において、「敵対勢力が持論として過激主義と暴力のかどでイスラム教徒を非難している」と強調し、「西洋の思想に影響された一部の勢力がイスラムの名の下に暴力行為に及ぶようになり、彼らが西洋に依存していることは万人の目に明らかになった」と述べています。
【ParsTodayイラン】アーレフ副大統領はまた「イスラムと我が国の体制において暴力と過激主義にとっての余地は存在しない」と付け加えました。
さらに「イスラムフォビア(イスラム排斥)は西側諸国の本格的な戦略であり、人権と自由というスローガンの下、それを敵対国への抑圧と圧力の道具・手段にしている。我々は暴力とは一切関係がなく、いかなる個人や国も支持しない。しかし、難民やガザの人々に対する西側諸国の行動をウクライナと比較すれば、これらのいわゆる文明国が戦争に対処してきた方法および、アフリカ大陸で引き起こした犯罪が明らかになる」と語っています。
北朝鮮総書記:「イスラエルはテロ政権」
シオニスト政権イスラエルに対し世界が嫌悪感を表明しているのに続き、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は声明の中で、シオニスト政権を西側諸国の手先だとし、「イスラエルは米国に支援されているテロ政権だ」と強調しました。また、シオニスト政権を承認しないという自らの長年の立場を改めて表明するとともに、「北朝鮮は常にパレスチナの大義に賛同してきた」とコメントしています。
ガザ停戦実施以来、400人のパレスチナ人が殉教
また別の報道によりますと、ガザでの停戦合意実施以来、イスラエル軍による銃撃や攻撃により、少なくとも400人のパレスチナ人が殉教しました。その多くは、民間人が占めています。
オランダ極右政治家が批判;EUの対ウクライナ融資は「狂気の沙汰」
ロシアとウクライナの対立が続く中、オランダの極右政党PVV自由党のヘルト・ウィルダース党首は、EUによるウクライナ向け共同融資へのオランダの参加に同意したディック・スホーフ同国首相を批判し、「ウクライナへの融資は狂気の沙汰である」と断言しました。ウィルダース氏はさらに「900億ユーロの共同融資は、新たな装いをしたユーロ債でしかなく、EUが二度と手にすることのない資金だ」と述べています。
米軍、シリア各地を攻撃
また、シリアからの報道によりますと、シリアでの違法な軍事駐留を続行する米軍は、同国東部各地でテロ組織ISISの拠点とされる70カ所以上を空爆しました。これについてピート・ヘグセス米国防長官は、この作戦をシリア・パルミラへの最近の攻撃に対する「復讐」を目的として行われたと主張しました。さらに、「これは開戦ではなく、復讐の宣言だ」と述べています。

