スペイン:「ガザ支援船団に対するイスラエルのいかなる行動にも反応」
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スペインのアルバレス外相;「ガザ支援船団に対するイスラエルのいかなる行動にも反応」
スペインのアルバレス外相が声明で「わが国は、ガザに向かっている国際支援船団に対するシオニスト政権イスラエルのいかなる行動にも対応する」と語りました。
スペイン外務省は、ホセ・マヌエル・アルバレス外相の表明として「わが国は国際ガザ支援船団の全メンバーに対し、外交的・領事的支援を提供する」と発表しています。
【ParsToday国際】アルバレス外相はスペイン・バルセロナから開始されたこのイニシアチブの平和的かつ人道的なアプローチに言及し「スペインは移動の自由、表現の自由、そして国際法に違反するいかなる行為にも対応する」と語りました。
また、北アフリカ・チュニジア駐在のスペイン大使に対し、チュニジア領海での国際ガザ支援船団の船舶に対する最近の(イスラエル政権による)無人機攻撃のあらゆる側面について必要な調査を行うよう要請しています。
これに先立ち、スペインは他16カ国とともに共同声明を発表し、船団構成員の安全と健康に対する懸念を示すと共に、イスラエル政府に対し、彼らに対する違法行為や暴力行為を一切控えるよう求めました。さらにこの共同声明は「国際水域における船舶への攻撃や違法な拿捕を含む国際法違反は、その責任を問われる」と強調しています。
アルバレス外相は22日月曜にも「スペイン、アイルランド、ノルウェーがパレスチナを国家承認した2024年5月以来、諸国によるこの措置実施の本格的なドミノが始まっており、現在では多くの国が進行中の紛争終結に向けて独立国家パレスチナ樹立という解決策を支持している」と述べていました。
パレスチナ被占領地の人権問題に関する国連特別報告者のフランチェスカ・アルバネーゼ氏もこの点について、「ガザ人道支援船団はいずれの関係国の安全も脅かしておらず、イスラエル政権には国際水域でそれを妨害する権利はない」と表明しています。
この点に関して、国際ガザ封鎖解除委員会は「市民と国際社会の連帯こそが自由船団の乗員を守るための唯一の圧力手段である」とし、「イスラエルのアパルトヘイト政権に、世界が注視していることを認識させよう」と宣言しました。