1月 06, 2017 17:22 Asia/Tokyo
  • イラン国会関係者、「アレッポの勝利はシリア人の意志の勝利」

イラン国会国家安全保障・外交政策委員会のブルージェルディ委員長が、「テロリストはシリアを去るべきであり、アレッポの勝利はその最初の段階だ」と語りました。

IRIB通信によりますと、ブルージェルディ委員長は、5日木曜夜、イラン国会使節団の2日間に渡るシリア訪問を終え、「イランはシリアの独立、主権、領土保全、民主政府を支持している」としました。

また、アレッポの勝利は、抵抗とシリア人の意志の勝利の象徴だとし、「イランはシリア政府の許可なくシリアに外国軍が駐留している問題を非難し、それを国際法の侵害と見なす」と語りました。

さらに、「カザフスタンの首都アスタナでの会合は、シリア問題の政治的解決を目指すシリア人同士の協議に向けた重要な歩みである」とし、「イランは政治的な解決方法を支持しており、シリア人同士の話し合いをシリア問題の終結に向けた適切な方法だと考えている」と語りました。

ブルージェルディ委員長はさらに、イランはシリア政府に前提条件を強要することに反対するとし、「シリア人自身が、自国の将来に向けて決定を下すべきだ」と述べました。

また、シリアをシオニスト政権への抵抗の前線だとし、「アメリカはシオニスト政権イスラエルと協調することで、多数のテロリストを世界各国からシリアに送り込んでおり、抵抗戦線に打撃を与えようとしている」と述べました。

イラン国会使節団は今回のシリア訪問で、同国の大統領、首相、外務大臣らと会談しました。同使節団は、6日夜、シリアからレバノンに向けて出発しました。

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