国連が米・イスラエルによるガザ支援搬入計画に反対/ 米が再びキューバに敵対政策:国際ニュース
(last modified Wed, 14 May 2025 11:29:17 GMT )
May 14, 2025 20:29 Asia/Tokyo
  • 国連が米・イスラエルによるガザ支援搬入計画に反対
    国連が米・イスラエルによるガザ支援搬入計画に反対

13日に開かれた国連安保理会合で、米・イスラエルが提案する独自のガザ支援計画が検討されましたが、理事国の大半から反対意見が噴出しました。

【ParsToday国際】ガザでは今年3月からイスラエル軍の封鎖により人道支援が搬入できない状態が続いています。米国務省は今月8日、「ハマスに人道支援物資が渡るのを防ぐため」として、米・イスラエルが国連などに代わって支援物資の搬入を請け負う計画を発表しました。

ロイター通信が入手した文書によると、この計画では最近設立された米国の民間支援団体「ガザ人道財団」がガザ地区内の4カ所に配給所を設置し、1カ所あたり30万人に支援が行き届く態勢を整えるとされています。また、支援物資は厳重に管理されたルートを通るとしています。一方で、配給所の付近にはイスラエル軍は展開しないともしています。

13日の安保理会合で、フランス国連大使はこの米国案について「国際法に反し、支援が必要な人に行き届かない」と批判しました。他にもスロベニア、ロシア、中国の各大使も、同計画が中立性に欠いているなどとして反対を表明しました。

 

イスラエル軍がシリア水源を遮断

シリア情報筋によると、同国に侵攻しているイスラエル軍は南部クネイトラ市周辺の9つの村の水源を遮断しました。イスラエル軍は他にも、13日にシリア西部タルトゥース市郊外を無人機で攻撃しました。

 

ロシア外務次官「ウクライナとの首脳会談は西側諸国次第」

ロシアのリャビコフ外務次官は13日、トルコでロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による会談が提案されていることについて、「ウクライナを支援する西側諸国が現実を認識できるかどうかにかかっている」と述べました。プーチン氏は11日、トルコ・イスタンブールでゼレンスキー氏との直接会談を行う用意があると表明し、ゼレンスキー氏も15日、応じる用意があることを表明しました。

 

米が再びキューバに敵対政策

米国務省は13日、キューバを米国のテロ対策に協力しなかった国に指定しました。これによりキューバに新たな制裁が発動されることが予想されます。米国はバイデン前政権時代にキューバをテロ支援国家リストから除外していましたが、トランプ大統領は1月の就任直後に再びキューバを追加しています。

 


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