ロシア外務省「『ウラン濃縮ゼロ』報道は汚い政治キャンペーン」
7月 14, 2025 15:46 Asia/Tokyo
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ロシア外務省
米メディア「アクシオス」が、ロシアのプーチン大統領がイランに対して「ウラン濃縮を放棄することで米国と合意を結ぶことを促した」と報じたことについて、ロシア外務省は「汚い政治キャンペーンだ」と非難しました。
【ParsToday国際】ロシア外務省は13日の声明で「この報道は、イランの核計画をめぐる緊張を増大させることを目的とした汚い政治キャンペーンだ」としました。
声明はその上で、「ロシアは、イランの核問題を解決するためには政治的かつ外交的な手段でのみ対応すべきだと繰り返し強調してきた」「米・イラン双方が受け入れ可能な解決策を見つけるために協力する用意がある」と強調しました。
そして、「ロシア政府は各国のメディアに対して、公式な情報源を引用し、問題を深く調査し、不正確な報道を避けるよう求める」としました。
ウラン濃縮をめぐっては、イランのアラーグチー外相も12日、テヘランで開催された外交使節団との会議で、ウラン濃縮の制限が西側諸国との合意の一部であるという報道について言及し、「我々はいかなる交渉の解決策においても、イラン国民の核に関する権利、特にウラン濃縮の権利が尊重されるべきだと強調している。それが含まれていない合意は決して受け入れない」「ウラン濃縮はイランの科学者たちの大きな成果であり、この成果を守り続ける」と明言しています。
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