ラフサンジャーニー師が逝去
1月 09, 2017 19:44 Asia/Tokyo
イラン公益評議会の議長で、元大統領の、ハーシェミーラフサンジャーニー師が逝去しました。
ラフサンジャーニー師は、8日日曜夜、心臓発作でテヘランの病院で死去しました。82歳でした。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、8日日曜夜、メッセージを寄せ、ラフサンジャーニー師の死に哀悼の意を表明しました。
最高指導者の追悼メッセージでは、「59年間、共に協力してきた同志を失い、まことに哀惜の念に耐えない」とされています。
また、「彼の豊かな知識、類稀な親密さは、彼と協力してきた全ての人々、とくに私にとって確かな拠り所とされる」としています。
一方、イランのローハーニー大統領も、ラフサンジャーニー師を、イスラム革命時代のなくてはならない人物だったとして、哀悼を表しました。
ローハーニー大統領は9日月曜、テヘランで行われたラフサンジャーニー師の追悼式で、記者団に対し、「故ラフサンジャーニー師は、人生の最後の瞬間まで最高指導者の友人であった」と語りました。
また、イランのラーリージャーニー国会議長は、国会の9日の会議で、ラフサンジャーニー師の逝去に哀悼の意を表し、「その名前はイスラム革命と共にあったし、今もそうである」と述べました。
ラフサンジャーニー師の突然の死去は、イランの社会にショックを与えました。イラン政府は3日間の服喪を発表しました。
イラン発行の全ての新聞は、9日の一面に、ラフサンジャーニー師の写真を掲載しました。
ハーメネイー師は10日火曜朝、テヘラン大学でのラフサンジャーニー師の埋葬式に出席し、追悼の礼拝を行います。