イラン大統領、ホメイニー廟でラフサンジャーニー師に対する表敬
1月 13, 2017 19:25 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、テヘラン南部にあるイスラム革命創始者のホメイニー師の廟を訪れ、先日死去した公益評議会議長のラフサンジャーニー師に対して敬意を示しました。
ローハーニー大統領は、13日金曜朝、ホメイニー廟を訪問し、コーランを朗誦し、献花するとともに、ラフサンジャーニー師に敬意を示し、神に対する祈祷を行いました。
ローハーニー大統領は、イランスラム共和国の創始者ホメイニー師の聖廟で、記者団を前に、イスラム体制の道における献身、とくに様々な問題における穏健さや知性はラフサンジャーニー師の明らかな特徴だとし、「イラン国民はこの偉大なる人の道を選択する」と強調しました。
また、ラフサンジャーニー師の葬儀は全てのグループ、派閥の団結の象徴であり、さらに、イランの人々が時の趨勢を見極めていることを示すものだとし、「その日、すべての人が重要な局面に参加することで、イスラム体制における団結を世界に示した」と語りました。
さらに、「イスラム共和国の創始者ホメイニー師と最高指導者ハーメネイー師の近しい支持者の一人であるラフサンジャーニー師の逝去は、全てのイラン国民にとっての不幸である」とし、「彼は革命の困難な日々において、人々の避難所であり、人々もまた、同師の葬儀においてイランの革命や体制に忠誠をはっきりと示した」と語りました。
イスラム革命における先駆者の一人で、公益評議会議長のラフサンジャーニー師は、これまでにイラン大統領、国会議長、専門家会議議長などをつとめてきましたが、今月8日、心臓発作により、死去しました。