イラン外相、「シリア和平会議へのアメリカの参加に反対する」
(last modified Wed, 18 Jan 2017 09:08:10 GMT )
1月 18, 2017 18:08 Asia/Tokyo
  • イラン外相、「シリア和平会議へのアメリカの参加に反対する」

イランのザリーフ外務大臣が、カザフスタンのアスタナで開催される、シリア和平会議へのアメリカの代表団の参加に反対しました。

ザリーフ大臣は17日火曜、タスニーム通信のインタビューで、シリア和平会議へのアメリカの参加に対するイランの立場に触れ、「イランは、シリアの和平会議にアメリカを招待せず、アメリカの参加に反対している」と語りました。

これ以前に、ロシアのラブロフ外務大臣は、17日、記者団に対し、「シリアの和平会議にアメリカのトランプ次期政権の関係者を招聘することは正しい措置だと思われる」としています。

ザリーフ大臣とラブロフ大臣は、16日月曜、電話会談を行い、シリアの停戦などの最新情勢について協議しました。

アスタナのシリア和平会議の国連代表団の団長を務めるラムジ副特使は、17日夜、イラン外務省のジャーベリーアンサーリー・アフリカ・アラブ担当次官と電話会談し、シリアの和平会議について意見交換を行いました。

テロリストや彼らを支援するアメリカ、サウジアラビア、トルコは、シリア北部アレッポで戦略的な敗北を喫し、シリア全土で停戦が実施されたことを受け、イラン、ロシア、トルコの仲介による、シリアの政府と反体制派の和平会議が今月23日、カザフスタン・アスタナで開催されることになっています。