イラン国家安全保障書記、「アメリカは次期シリア会合で役割を果たせない」
(last modified Wed, 18 Jan 2017 11:30:57 GMT )
1月 18, 2017 20:30 Asia/Tokyo
  • イラン国家安全保障書記、「アメリカは次期シリア会合で役割を果たせない」

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「イランが、シリア問題に関するカザフスタン・アスタナでの次期会合へのアメリカの参加に反対しているのは、アメリカが、この会合の結果の管理に役割を果たさないためだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、シャムハーニー書記は、18日水曜、停戦の確立とシリアで対立する全てのグループへの対話の呼びかけに関するアメリカのこれまでの約束不履行や失敗に触れ、「シリア危機の現在の政治的なイニシアチブの誘導や管理にアメリカが参加する理由はなく、この国が次期会合で果たせる役割はない」と語りました。

また、「イランは、シリアの合法政権のテロ対策の支援において、主要な役割を果たしてきた国として、アスタナの会合をはじめとする政治的なプロセスに、積極的に参加していく」と述べました。

さらに、「停戦合意に署名し、シリア人同士の対話を約束している武装グループだけが、国連の代表と共にアスタナの会合に招待されている。アスタナの会合は、今月23日と24日、イラン、ロシア、トルコの監視のもと、カザフスタンで開催される」と強調しました。

この会議の目的は、シリア危機の政治的解決の土台を整えるためのシリア人同士の対話を開催することとなっています。