思想家の考えるイスラム革命(10)
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ノーム・チョムスキー
イスラム革命は、イラン現代史における重要な出来事であり、現代世界にもっとも大きな影響を与えた出来事のひとつです。
イスラム革命は、イランやイスラム世界全体において、非常に幅広い結果をもたらしました。世界のバランスに影響を与える革命や、それによって起こる変化は、多くのアナリストを驚愕させました。世界の思想家が反応を示したように、イスラム革命について、多くの分析が行われています。

アメリカの現代の思想家、ノーム・チョムスキーは、イスラム革命について次のように語っています。
「イスラム革命は初めてアメリカのレッドラインを超えた。イランは、1979年にレッドラインを超えたことで不従順となり、独立した」
カナダの学者カールストンは、イスラム革命にについて、次のように語っています。
「イスラム教徒でない西側の人間である私の見解では、宗教的な革命が今日の世界において実現し、公正の確立を推進するのは奇跡だ。この革命は間違いなく、神によって支持されている」
アメリカの人類学者のマイケル・フィッシャーは、イスラム革命は精神的な革命だとして、このように述べました。
「イスラム革命の創始者ホメイニー師にとって、イスラム革命は単に政治的、経済的な革命ではなく精神的な革命でもあり、それは政権担当者と社会的な行動に関する基準や価値観を変えるべきものだった」

アメリカ・アリゾナ大学の教授は、こう述べました。
「私の考えによれば、西側の文明化は、まもなく行き詰まりに陥り、イスラムがそれに取って代わるようになるだろう。アメリカや世界各国はこれまでになかったような危機に巻き込まれている。もし、イスラムの預言者ムハンマドが現れる前の無明時代と今の時代を比べてみると、まさに同じだ。私の国や世界各国をくびきから解放し、不正から解放することができるのは、イスラムだけだ」
「ヨーロッパ・イスラムの道協会」の会長で、ドイツの優れた大学教授は、次のように語っています。
「ホメイニー師は我々の時代におけるすべての一神教の信者の目を覚まさせる人物だ。物質的なものの支配や物的な手段、精神性に反する思想が人類社会をむしばんでいた時代において、宗教と精神性の再生は、ホメイニー師とイスラム革命の同志によるところが大きい」
イギリスの著名な社会学者、アントニー・ギデンズは、このように考えています。
「1980年代の始めから、イスラム革命により、世界の人々は逆のプロセスを歩み始め、宗教的な傾向に進むようになった」

また、オーストリア在住のイスラム教徒の思想家、ムハンマド・ホサイン・ホダー教授は、次のように考えています。
「ホメイニー師の成功した運動は、西側やその価値観に反対するひとつの包括的な文化的革命を含んでいる。たとえば、イランは、欧米圏外の文化が西側の価値観も受け入れるという西側諸国のイメージが、無意味で、迷いに陥ったものだということを改めて示した」
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