イラン外務次官、「シリア危機の終結にむけたイランの外交的努力は続けられる」
2月 26, 2017 20:20 Asia/Tokyo
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー次官が、「シリア危機の集結にむけたイランの外交的努力は続けられる」と語りました。
イルナー通信によりますと、ジャーベリーアンサーリー次官は25日土曜夜、テヘランで行われたシリア議会・国民和解委員会の副委員長と会談し、「シリアの人々の苦しみは我々自身の苦しみであり、シリアの人々の苦しみを軽減する努力を続けていく」と語りました。
この会談で、シリア議会の議員も、北西部イドリブ近郊の2つの都市で食料や医薬品、燃料が極端に不足していることに触れ、「この数日間だけで、この近郊の2つの都市において、食料の極端な不足により住民12名が死亡しており、その多くは、子供だ」としました。
また、テロリストによって封鎖されているこの2つの都市の状況に関する悲惨な統計を提示し、「これまでにこの2つの都市の住民2800人以上がテロ攻撃で殉教しており、そのうち102人は子供だ」と語りました。
さらに、人権機関や国連に対してはこの2つの都市の状況に真剣な形で注目するよう、また、イランに対してはこの2つの都市の封鎖を解除し、市民に人道支援を提供するため、最大限努力するよう求めました。
シリア危機は2011年、サウジアラビア、アメリカや、トルコなどのアメリカ同盟国の支援を受けたテロリストが、シリアの合法的なアサド政権を転覆するために大規模な攻撃を行ったことで始まりました。
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