イランのファルハーディ監督、「セールスマン」で2度目の外国語映画賞を受賞
2月 27, 2017 17:39 Asia/Tokyo
イランを代表するアスガル・ファルハーディ監督が、「セールスマン」で2度目のアカデミー賞外国語映画賞に輝きました。
イルナー通信によりますと、第89回アカデミー賞授賞式は26日日曜夜、行われ、アスガル・ファルハーディ監督の映画「セールスマン」が、ノミネート5作品の中から外国語映画賞に選ばれました。
この他ノミネートされていたのは、「タナ(オーストラリア」、「ありがとう、トニ・エルドマン(ドイツ)」、「ヒトラーの忘れもの(デンマーク」、「幸せなひとりぼっち(スウェーデン)」の4作品でした。
ファルハーディ監督が外国語映画賞を受賞するのはこれが2度目となります。
ファルハーディ監督は、2012年にも、「別離」という映画で外国語映画賞を受賞していました。
こうした中、ファルハーディ監督をはじめとするこの映画の関係者は、アメリカのトランプ大統領の反移民政策に抗議し、授賞式に出席しませんでした。授賞式には代理人が出席しました。
授賞式で読みげられたファルハーディ監督のメッセージでは、「授賞式に出席しなかったのは、アメリカ入国を禁じられたイランとその他の6カ国の人々に敬意を表するため」とされています。
このメッセージは、授賞式に参加した人々から大きな賞賛を受けました。