イラン第一副大統領、「ファルハーディ監督の芸術活動とイラン国民の擁護は貴重な行為だ」
2月 27, 2017 17:53 Asia/Tokyo
イランのジャハーンギーリー第一副大統領が、映画「セールスマン」のアカデミー賞外国語映画賞の受賞に祝辞を述べると共に、「この映画のアスガル・ファルハーディ監督の芸術活動とイラン国民の擁護は貴重な行為だ」と語りました。
映画「セールスマン」は、26日日曜のアカデミー賞授賞式で、外国語映画賞を受賞しました。
ファルハーディ監督は2012年にも「別離」で同じ賞を受賞しています。
ジャハーンギーリー第一副大統領は、27日月曜、「ファルハーディ監督をはじめとする関係者が授賞式に出席しなかったことは、アメリカの人道や原則に反する動きに対し、イラン国民を擁護するための正しい行動だった」と語りました。
ファルハーディ監督をはじめとするこの映画の関係者は、トランプ大統領の反移民令に抗議し、授賞式に出席しませんでした。
これ以前にも、イランのザリーフ外務大臣とファーラービー映画財団のターべシュ理事長が、それぞれメッセージの中で、「セールスマン」の外国語映画賞受賞に祝辞を述べました。
ザリーフ外相はメッセージの中で、「イランは、この映画の受賞とアメリカのイスラム教徒の入国禁止に対する抵抗を誇りに思う」としています。
また、「イラン人は、数千年の文化と文明の提供者だ」としました。