ＡＰ通信、「ファルハーディ監督のアカデミー賞受賞は政治の影響」

世界の芸術界や専門家が、イスラム革命後のイラン映画産業の発展を認めている中で、ＡＰ通信は、今回のアスガル・ファルハーディ監督の外国語映画賞の受賞は、政治的な雰囲気の影響を受けたものだと主張しました。

ＩＲＩＢ通信がＡＰ通信の報道として伝えたところによりますと、イランのファルハーディ監督の2度目の外国語映画賞の受賞について、「政治的な雰囲気により、イラン映画『セールスマン』が注目を浴び、今年の外国語映画賞を受賞することになった」と伝えました。

このようなＡＰ通信の主張の一方で、ファルハーディ監督は2012年にも「別離」で外国語映画賞を受賞しています。

アメリカのトランプ大統領が少し前にイランをはじめとするイスラム圏7カ国の市民のアメリカ入国を禁じたことが、世界的な抗議を呼びました。

この決定に抗議し、ファルハーディ監督はアカデミー賞の授賞式に出席しませんでした。