イラン外相、アフガニスタン政府高官と会談

イランのザリーフ外務大臣が、アフガニスタンのカーブルで同国のガニ大統領やラバニ外相と会談しました。

ザリーフ外務大臣は、７日日曜、ラバニ外務大臣の招待により、政治使節団を率いてカーブル入りし、報道陣をシャットアウトする中で、ガニ大統領と会談を行いました。

また、カーブル入りした後、ラバニ外務大臣とも会談し、その後記者会見でこの会談に関する詳細を説明しました。

この記者会見で、さらに、アフガニスタンとの協力を継続するイラン側の用意を示し、「両国にはテロ対策や密輸対策などにおける協力についての下地が存在する」と語りました。

ザリーフ大臣はアフガニスタンの人々に対するテロを非難するとともに、「イランは様々な場合やレベルにおいて、アフガニスタンの政府や国民を守ってきた」としました。

ラバニ外務大臣もこの記者会見で、イランはアフガニスタンにとって第４の貿易相手国であり、両国はよい外交関係を築いているとしました。

また、テロ対策の重要性と必要性に触れ、「世界のテロ対策はすべての国が集団でテロ対策に着手し、テロをよいテロと悪いテロに分けて対応しなくなったときに成功する」と語りました。

さらに、イランが数百万人のアフガン難民を受け入れていることに感謝の意を表明しました。

ザリーフ大臣は、アフガニスタンのアブドラ行政長官や、アトマル国家安全保障顧問と会談する予定です。