イラン大統領が、ラマザーン月入りに際してイスラム諸国の首脳に祝辞
May 27, 2017 17:12 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、イスラム諸国の首脳に宛てて個別にメッセージを送り、イスラム暦の断食月であるラマザーン月の到来に祝辞を述べました。
イラン大統領府の情報サイトによりますと、ローハーニー大統領はイスラム諸国の首脳に宛てて個別のメッセージを発信し、ラマザーン月の到来に祝賀の意を表明するとともに、イスラム排斥やイスラム恐怖症を背景に危機をあおる敵の行動に対抗するよう求めています。
また、これらのメッセージの一部においては、「言うまでもなく、イスラム諸国の首脳や宗教分野の学者、ならびに思想家は、この聖なる月においてイスラムの崇高な目的を説明し、イスラムの肯定的なイメージを提示して、イスラム排斥やイスラム恐怖症を背景とした危機の扇動という、敵の不当な行為に対抗する責務がある」と語りました。
さらに、「この恩恵にあふれた月に、全てのイスラム教徒が崇高なる神の恩恵にあずかり、そして神の聖なるお助けにより、また相互協力や共感、同調をもって、これまで以上に平和と安定の確立、そして全てのイスラム教徒に将来への希望を持たせることにおいて、さらに努力するよう希望する」としています。
ローハーニー大統領は、このメッセージの終わりに、イスラム諸国の首脳とイスラム教徒の幸福と健勝を神に祈るとしました。
イランでは、27日土曜、ラマザーン月の初日を迎えており、また世界の多くの国でも27日をラマザーン月の初日として宣言しています。
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