イラン警察麻薬対策部長、「西側の情報機関は、アフガンでの麻薬密輸で収入を獲得」
(last modified Sun, 28 May 2017 09:25:25 GMT )
May 28, 2017 18:25 Asia/Tokyo
  • イラン警察麻薬対策部長、「西側の情報機関は、アフガンでの麻薬密輸で収入を獲得」

イラン警察のザーヘディヤーン麻薬対策部長が、「西側諸国の情報機関は、アフガニスタンでの麻薬密輸により収入を得ている」と語りました。

ザーヘディヤーン部長は27日土曜、イルナー通信のインタビューで、「2001年にアフガニスタンがアメリカに占領されて以来、同国でのアヘンの生産量は22倍の増加した」とし、「2001年のアフガニスタンでのアヘン生産量はおよそ200トンだったが、現在ではアメリカをはじめとする多国籍軍が駐留しているにもかかわらず、この数字は4400トン以上に上っており、2017年には7700トンを超えると予想されている」と述べています。

また、「イランは麻薬対策の先進国である」とし、「イランは、東側の国境に大規模な障害物を設けることで、麻薬密輸組織に対する鉄壁を築いており、またそれ以外の街道や北と西の国境をコントロールすることで、他国への麻薬の移送を阻止している」としました。

さらに、「イランは、麻薬対策においておよそ3800人の殉教者と1万2000人の負傷者を出している」と語っています。

ザーヘディヤーン部長はまた、西側諸国が麻薬の密輸やトランジット輸送に対する効果的な対策という、国際的な責務を完全に果たしていないことを指摘し、「イランが惜しみない大規模な努力や協力を行っている中、ヨーロッパ諸国はこの問題を重視しておらず、脅威のレベルに応じた策を講じていないため、その重責がイランにのしかかってきている」と述べました。

国連傘下の国際機関も、イランが麻薬対策の先進国であることを認めています。