外国人旅行者にイランの電子ビザが発給
イラン文化遺産・伝統工芸・観光庁長官が、「今年の終わりまでに、外国人観光客向けの電子ビザが発給される」と語りました。
IRIB通信によりますと、ソルターニーファル長官は1日火曜、イラン南部・ペルシャ湾のキーシュ島で行わている国際観光見本市の開会式で、「190カ国の旅行者は、現在イランの7つの国際空港で、15日延長可能な1ヶ月のビザを取得しており、今年終わりまでに、外国人観光客に電子ビザの発給が実現できるよう希望している」としました。
ソルターニーファル長官はまた、「政府のもうひとつの計画とは、28カ国に対するビザ免除だ」と述べました。
さらに、政府はこの2年間、観光産業の発展に向けた加速化を始めているとして、イランの観光客の流入は、この2年間、平均して12%増加しており、これは世界各国の観光客増加率の平均の3倍に当たるとしました。
ソルターニーファル長官は、イランの周辺諸国で発生している治安の悪化、戦争、暴力、テロに触れ、「現状では、観光客にとってもっとも治安のよい場所は、イランだ」と語りました。
アメリカ・ワシントンのイラン利益代表部の責任者も、この数ヶ月イランを訪問する観光客数がかつてないほどに急増していることに触れ、「この代表部はこれまでに数千人のイラン入国ビザを出してきた」と語りました。
また、旅行会社ミールコーポレーションのルーカス氏も、イルナー通信の別のインタビューで、この数ヶ月、イラン訪問のための問い合わせの件数が200%増加していることに触れ、「この数字は現在も増えており、この旅行会社の幹部は増え続けている観光客の要請にこたえる為の、新たな方法を検討する必要がある」と語りました。