イランと日本がアフガニスタンの稲作支援で協力
3月 05, 2016 22:26 Asia/Tokyo
イランと日本のJICA国際協力機構が、アフガニスタンの稲作支援で協力を行っています。
IRIB国際放送ラジオ日本語は、2日水曜、イラン北部カスピ海沿岸のアーモルにあるハラーズ技術普及開発センターを訪れ、現在実施中のアフガニスタン人向けの稲作研修の関係者に話を聞きました。
ハラーズセンターのカールギャラーン農業技術部長は、「JICAとの協力は1984年から開始され、様々なプロジェクトが実施されている。現在行われているのは、アフガニスタン向けの稲作支援だ」と語りました。
現在の研修は2014年にイランの農業省、日本のJICA、アフガニスタンの農畜産業省の間で結ばれた「RIPA(リパ)・アフガニスタン稲作振興支援プロジェクト」の一環で行われています。
アフガニスタンはイランの東の隣国で、30年以上に及ぶ紛争で経済・社会インフラが失われ、治安も悪化しています。
JICAテヘラン事務所の江藤美樹(えとう・みな)所員は、「アフガニスタンは治安が悪くなってきて、国外で研修を行う必要が出てきた。このためアフガニスタン向けの支援を治安の安定したイランで行うことになった」と語っています。
イランと日本は2009年に両国の外相が合意した「アフガニスタン支援に関するイランと日本の協力」に基づき、アフガニスタンへの共同支援を開始しました。
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