イラン統合参謀本部議長、「イランのミサイル能力に関する協議や取引は認めない」
7月 17, 2017 21:20 Asia/Tokyo
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バーゲリー議長
イラン統合参謀本部のバーゲリー議長が、「イランのミサイルの力は防衛的なもので、これに関する協議は一切受け付けない」と語りました。
バーゲリー議長は17日月曜、イラン北東部マシュハドで開催された、イランイスラム革命防衛隊陸軍の司令官らの会合において、「イランは、敵の脅威に対する防衛能力を維持し、高めている」と述べています。
また、「イランは、国境を防衛し、テロとの戦いにおいて抵抗戦線となっている国々を支援するほか、自国民のために治安をもたらしている」としました。
さらに、イランの政治体制の交代が必要であるとした、アメリカ軍関係者の内政干渉的な発言に触れ、「アメリカの政府関係者は、すべての陰謀にしっかりと抵抗してきたイランについて、より慎重かつ合理的に発言すべきだ」と語っています。
バーゲリー議長はまた、アメリカ上院による対イラン追加制裁についても指摘し、「イラン国民は常に、特にアメリカを初めとする覇権主義体制に抵抗し、日々強靭さを増している。このことから次回の制裁もイランにとってはさらなる成長と発展、自給自足を極める機会となるだろう」と述べました。
さらに、「アメリカがイスラム革命防衛隊と他のテロ組織と同様に扱い、制裁を科すことはアメリカ自身や地域に駐留するアメリカ軍とその基地にとって、大きなリスクとなる」としています。
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