IAEAの透明性と、核合意のすべての国の取り決め遵守の監視
「イランは、核合意や追加議定書に盛り込まれているすべての問題を遵守するが、それ以上のことは強制されない」
IAEA国際原子力機関の総会に出席するため、オーストリアのウィーンを訪れているイランのサーレヒー原子力庁長官は、18日月曜夕方、IAEAの天野事務局長と会談し、この点を強調しました。
サーレヒー長官はまた、IAEA総会で演説した際、イランの核合意の実施と、この活動におけるIAEAの査察回数による高い透明性に触れ、アメリカによって作り出された受け入れられない問題を指摘するとともに、次のように語りました。
「明らかに、核合意が損なわれないようにするためには、すべての国が核合意に基づく取り決めを遵守する必要がある。イランは、IAEAに対し、中立的に責務に沿って行動し、査察の結果、得られた重要な技術的情報について、完全な守秘義務を負うよう求める。この問題に関するIAEAの成功は、イランだけでなく、国際社会全体にとって利益になるだろう。IAEAと事務局長の信用は、一部の国の圧力や、受け入れがたい要求に、どれだけ抵抗できるかにかかっている」
現在、イランの核活動は、IAEAの規定や核合意に従い、イランの核施設への査察など、最大限の透明性を伴って行われています。IAEAの定例報告でも、イランが誠意を持って、核合意の取り決めのすべてを守っていることが認められており、イランがこれ以上の取り決めを受け入れなければならない理由はありません。アメリカは、イランの平和的な核活動の実態調査について、正当化できない要求を提示し、実際、核合意を弱め、イランの合法的な利益を阻止しようとしています。このような行動は、核合意の内容や精神に反しています。
核合意は国際的な合意であり、核エネルギーの正しい利用、平和利用を強調しています。イランは、地域や世界の平和と安定は、NPT核兵器不拡散条約の実施と強化にかかっていると考えています。
イランの見解では、イスラム体制の宗教的な考え方により、核兵器をはじめとする大量破壊兵器の製造と使用は禁じられています。そのためイランは、核兵器のない中東の実現を強調しています。サーレヒー長官は、これについて次のように語っています。
「この目標を実現するためには、いつの時代にも増して、イスラエルの政権に、軍事目的の核計画を終わらせるよう圧力をかける必要がある」
そのためには、まず、核エネルギーの平和利用のためにIAEAが責務を果たすこと、また、核の安全を実現することです。そしてそれには、すべての核兵器保有国によるNPTに基づいた取り決めの遵守を確信するため、IAEAが努力を続けていく必要があるのです。