イラン大統領、「核合意に最初に違反した者は、孤立化の道を選んでいる」
9月 21, 2017 18:29 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、核合意は二国間の合意ではないと強調し、「初めに核合意に違反する国は、法的な取り決めを踏みにじるとともに、孤立の道を選ぶことになる」と語りました。
ローハーニー大統領は、20日水曜、ニューヨーク訪問の終わりに、世界のメディアとの記者会見で、「欧米諸国の国民は、イランと6カ国の核合意を離脱しようとするアメリカの努力を支持しないだろう」と語りました。
また、アメリカのトランプ大統領が、19日火曜の国連総会で行った反イランの発言に触れ、「トランプ大統領によるイラン国民への謝罪を待っている」と語りました。
さらに、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒に対する、軍や仏教徒の犯罪について、ミャンマーでは民族浄化が行われているとし、「国連と国連安保理は、この問題に関して早急に決定を下すべきだ」と語りました。
ローハーニー大統領は、イエメン危機についても、「イエメンの人々は、サウジアラビアの残忍な攻撃にさらされている。サウジアラビアのイエメン攻撃により、この国で危険な病気が蔓延している」としました。
また、イラク、シリア、レバノンのテロとの戦いへのイランの支援に触れ、「イランは行動において、テロとの戦いに真剣であることを示してきた」と語りました。
さらに、イランは、イラク、シリア、レバノンなどの国に、安全と安定が訪れるよう支援してきたと語りました。