イラン検事総長、ミャンマーのイスラム教徒問題への対応で一部の国に書簡を送付
9月 25, 2017 17:59 Asia/Tokyo
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モンダゼリー検事総長
イランの検事総長が、一部の地域諸国に向けて書簡を送り、ミャンマーのイスラム教徒の虐殺への対応を真剣に考え、この犯罪を停止する上で国内外の可能性を活用するよう求めました。
イスナー通信によりますと、イランのモンダゼリー検事総長の書簡は、カタール、トルコ、マレーシア、インドネシア、オマーン、パキスタン、ロシアの検事総長に向けて作成されています。
モンタゼリー検事総長はこの書簡の中で、「罪のない人の虐殺、彼らの住宅への放火など、ミャンマーのイスラム教徒に対する脅迫や暴力、犯罪は、宗教的な民族浄化に当たる」と記しています。
また、ミャンマーの体制責任者との協議に関する作業部会を結成し、この犯罪や暴力を速やかに停止するために、すべての外交手段を活用するよう提案しました。

先月25日から始まった、ミャンマー西部・ラカイン州における、軍のロヒンギャ族のイスラム教徒に対する攻撃により、数万人が死傷し、またおよそ38万人が難民となっています。
ロヒンギャ族のイスラム教徒は、市民権を与えられていません。
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