最高指導者、「敵はイラン国民を聖なる戦いの道から引き返させようとしている」
10月 04, 2017 17:31 Asia/Tokyo
イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「敵はイラン国民を聖なる戦いや殉教の道から引き返させようとしている」と語りました。
ハーメネイー師は、3日火曜昼、シリアのテロとの戦いで殉教したホジャジー氏の遺族と会談する中で、「敵はイラン国民、特に若者に神の道における聖なる戦いや殉教の道から引き返させ、イスラム革命の創始者ホメイニー師を忘れさせ、革命の明らかな方向性を見失わせるために、多大な努力を行っている」と述べました。
ホジャジー氏は8月9日、シリアとイラクの国境地帯で、テロ組織ISISの捕虜となったあと、殉教しました。
ハーメネイー師は、殉教者のホジャジー氏の葬儀にかつてないほど人々が盛大に参加したことに触れ、神はホジャジー氏を革命的な若者世代の模範とし、イスラム革命の現代の奇跡としたと語りました。
また、ホジャジー氏の名が、その聖なる戦いと殉教により、イラン全土に知れ渡ったことに触れ、「すべての殉教者は、抑圧された人々であり、ホジャジー氏以外にも、敵によって頭部を切断され、神のもとで愛される存在となり、高い地位を得た殉教者は存在するが、至高なる神は、その英知と、ホジャジー氏の特性により、彼を殉教者の代表とした」と語りました。
さらに、イランからアフガニスタン、イラク、そのほかの地域で、タクフィール主義の悪人たち、アメリカやイギリスの傀儡との戦いの中で殉教したすべての殉教者は、ホジャジー氏の殉教においてその要旨が伺え、神は彼を抑圧された勇気ある殉教者の模範としたとしました。
ハーメネイー師は、ホジャジー氏が捕虜となったときの画像に、「この栄誉ある殉教者に神の平安あれ、生涯の中で最も重要なときに、滅びつつある悪に対する神の勝利の象徴となった。聖なる戦いと殉教により、自国の国民すべてに愛される人物となった彼に神の平安あれ」という文をしるしました。