核合意に関する決定前のトランプ大統領の発言
アメリカのトランプ大統領が、イランの核合意を何とかして破棄しようとしている中、再び、イランは核合意の精神に反した行動を取っていると主張しました。トランプ大統領は、5日木曜、ホワイトハウスで行われたアメリカの軍関係者との会談で、「まもなく、核合意を認めるか否かの決定を発表する」と語りました。トランプ大統領は、「我々は、イランが核兵器を獲得するの何としてでも阻止すべきだ」と主張しました。さらに、「イランはテロを支援しており、暴力、殺害、混乱を中東に広めている。そのため、イランの核に関する野望を打ち砕くべきだ」と主張しました。
トランプ大統領の反イランの立場は、アメリカが、地域で影響力を持つイランに苛立っていることを示しています。国連総会でも行われた、今回のような発言は、アメリカの力を示すものではなく、イランの力に対するアメリカの当惑を物語っています。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、最近、国連総会でのトランプ大統領による事実に反した反イランの発言を受け、「このような発言は、力からくるものではなく、浅はかさ、当惑、苛立ちからくるものだ。アメリカは、西アジアに対する陰謀が、イランの存在によって失敗したことに強く苛立っている」と強調しました。
トランプ大統領の最近の反イランの発言は、核合意に関する最終的な決定のために状況を整えようとするものだと見ることができます。世界の人々は、イランがテロとの戦いに真剣であること、地域の安定と安全のために、アメリカやシオニスト政権が支援するテロリストと戦っていることをきちんと理解しています。トランプ大統領の発言は、シオニスト政権のネタニヤフ首相の発言に似ており、それが、アメリカとイスラエルがテロを支援し、地域に暴力や混乱を広めている、という事実を変えることはありません。
イランの核合意に関するアメリカ国務省の議会への3度目の報告は、今月15日に発表されます。
ロイター通信は、アメリカ政府の匿名の高官が、5日、「トランプ大統領は、まもなく、核合意を認めないと発表すると見られる。これは核合意の破棄につながる可能性がある」と語ったと報じました。
ワシントンポストも、トランプ大統領は核合意を認めない意向だとしています。トランプ大統領が核合意を認めなければ、議会は60日以内に、イランの核問題を巡る制裁の復活について決定を下す必要があります。こうした中、アメリカ国内にも、トランプ大統領のこうした動きに反対する声があります。アメリカのマティス国防長官は、「イランの核合意を維持することが、アメリカの利益になる」と強調しました。また、ダンフォード統合参謀本部議長も、核合意を支持し、イランはそれを遵守しているとしました。
トランプ大統領が追求しているのは、現在の核合意を変え、イランに対してさらに多くの制限を行使するために、核合意について再び協議を行うことです。しかし、核合意に参加する別の国々は、それに反対しています。