イラン政府報道官、「アメリカは約束を守らない国だ」
10月 11, 2017 18:07 Asia/Tokyo
イラン政府のノウバフト報道官が、「アメリカのトランプ大統領は不安定でおろかな発言をする人物であり、アメリカも約束を守らない国だ」と語りました。
ノウバフト報道官は、10日火曜、記者会見で、核合意に対するアメリカの行動に触れ、「アメリカ政府は、けんか腰で横暴かつ非論理的な政府であり、トランプ大統領の党内からも、彼の行いに対する批判が数多く上がっている」と語りました。
また、「イランはいつでも望むときに核合意前の状況に戻る」としました。
ノウバフト報道官は、ミサイル問題に関するイランと西側の協議の可能性について、「イランのミサイル力の問題に関して協議することはできない。イランは防衛力を拡大するために全力を尽くすだろう」と語りました。
さらに、イスラム革命防衛隊は、イラン国民を守り、テロリストを攻撃する存在だと強調し、「アメリカが、革命防衛隊の名をテロ組織に加えれば、アメリカ自身もテロ組織に名を連ねることになる」と語りました。
また、イラク・クルド人自治区の分離に関する住民投票に触れ、「イランの立場はイラクの統一である。ISISと戦っている国は、統一を維持すべきだ」と述べました。
ノウバフト報道官は、「イランは、シリアとイラクのISISとの戦いを支援しているように、イラクの統一の維持についても支援を行う。それは、イラクがイランに支援を求めているためだ」と強調しました。