IAEA事務局長、イランの核合意遵守を再び認める
10月 20, 2017 18:57 Asia/Tokyo
IAEAの天野事務局長が、改めて、イランは常に核合意を遵守していると強調しました。
IRIB通信がフランス・パリから伝えたところによりますと、天野事務局長は19日木曜、フランスのルドリアン外務大臣とパリで会談した後、アメリカのトランプ大統領のイランの核合意遵守を認めない主張に反応し、「核合意の中で、イランはすべての規約を守っており、これまでに、必要な場所はすべて査察している」と語りました。
この記者会見で、ルドリアン外相も、イランの核合意違反が存在しないことを強調しました。
ルドリアン外相また、「これまでイランは、逸脱した核活動は行っておらず、IAEAの協力により、イランの核活動について、懸念すべき点は何も存在しない確証がある」としました。
2015年に締結された核合意では、IAEAが核合意の取り決めを実行しているか査察し、監視する責務を担うことが定められています。
IAEAはこれまでに8回の報告を提出し、イランの核合意遵守を認めています。
ヨーロッパ諸国はイランが核合意を守っていることから、この国際合意は維持されるべきだとしています。
こうした中、アメリカのトランプ大統領は、13日金曜、核合意からの離脱を示唆したことで、国際社会の反発に直面しています。
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