最高指導者、「覇権主義との戦いにおいてイランの存在が必要とされれば、必ず支援する」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「覇権主義との戦いにおいてイランの存在が必要とされれば、必ず支援する」と強調しました。
ハーメネイー師は、23日木曜、”タクフィール主義の問題と預言者一門を敬愛する人々”に関する会合に出席した人々を前に、「イラクとシリアのISISは終わりを迎えているが、敵の策略への警戒を怠るべきではない。なぜなら、アメリカ、シオニスト、そしてその追従者たちが、イスラムへの敵対をやめることはなく、ISISやそれと同類の陰謀を別の地域で計画し、実行する可能性があるからだ」と語りました。
また、「イランは、イスラム教徒の間に対立を生むための覇権主義者やシオニストの陰謀に抵抗してきたし、これからもそれは変わらない。そしてこの戦いの中で勝利するだろう」と述べました。
各国のイスラム教徒は、覇権主義陣営に押し付けられた事実であるとし、「現在、イスラム世界は、不信心や覇権主義に対抗することができ、イランのイスラム体制は、イスラム法の完全な実現を追求しており、イスラムの敵に勝利する手段になっている」と語りました。
さらに、アメリカとシオニストによる、過去およそ40年のイスラム体制への陰謀、制裁、圧力に触れ、「覇権主義や不信心に対抗するためにイランの存在が必要とされれば、必ず支援を行い、そのような立場を表明するうえで、誰かに気兼ねすることはない」と述べました。
ハーメネイー師は、パレスチナの問題はイスラム世界の第一の問題だとし、「イスラムの敵に勝利する鍵はパレスチナ問題である。なぜなら、不信心者、覇権主義者、シオニストは、イスラム国家であるパレスチナを強奪し、それを地域諸国の安全を乱すための拠点にしているからであり、イスラエルというがん細胞と戦うべきだ」と述べました。
また、イスラム教徒の間に対立を作り出す敵の真の目的は、シオニスト政権のための安全地帯を確保することにあるとし、「パレスチナがパレスチナ人に帰されるとき、覇権主義者は真のダメージを受けることになる。我々はその日のために努力を続けていく」と強調しました。