イギリス外相、「イランとの間で新たな関係が始まった」
(last modified Tue, 12 Dec 2017 07:59:08 GMT )
12月 12, 2017 16:59 Asia/Tokyo
  • ジョンソン外相
    ジョンソン外相

イギリスのジョンソン外務大臣が、イラン訪問を終え、イランとイギリスの間で新たな関係が始まったことを明らかにしました。

イルナー通信によりますと、ジョンソン外相は、9日から10日にかけて、政治・経済代表団を率い、イランの政府高官と会談するため、テヘランを訪問しました。

ジョンソン外相は、11日月曜夕方、議会で発言し、イランの政府高官との会談は建設的なものだったとし、「イランとイギリスの関係は、核合意の実現によって、新たな段階に入った」と語りました。

ジョンソン外相とイランの政府高官の協議では、二国間関係、特に経済協力、貿易・金融関係の拡大、地域問題や国際情勢について話し合いが行われました。

ローハーニー大統領、ジョンソン外相

ジョンソン外相は、核合意はイギリスにとって重要だとし、「イランの政府高官との協議では、核合意の維持を強調した」と語りました。

また、IAEA国際原子力機関はこれまで、イランの核合意の遵守を認めているとし、「核合意を継続するために、イランは核活動の制限を続けるべきだ」と述べました。

さらに、イランの核合意の遵守を認めなかったアメリカのトランプ大統領の決定に直接、言及し、「核合意の他の関係国も、この合意に関する取り決めを守るべきだ」と述べました。

イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員でありながら、常に、この合意の実施に違反しています。