イランが、国連総会第3委員会の採択への不参加の理由を説明
12月 26, 2017 18:09 Asia/Tokyo
-
国連総会
アメリカ・ニューヨークに本部を置く国連のイラン代表部が、国連総会第3委員会におけるミャンマー政府の非難決議案の採択にイランが参加しなかった理由について説明しました。
メフル通信によりますと、国連のイラン代表部は、国連総会第3委員会におけるミャンマー政府の非難決議案の採択について、「イランは、この30年間、常に国連第3委員会の政治的な行動の犠牲者であった」と語りました。
また、「この委員会は、単にその創設者の政治的な目的を追求している。たとえば、サウジアラビはシリアへの非難決議案、カナダはイランへの非難決議案を提出した」としています。
この表決会では、中国、シリア、ロシアなどが対ミャンマー非難決議案に賛成票を投じましたが、キューバなどは表決に参加していません。
イランは、国連第3委員会は合法的なものではないとする自国の原則的な政策に触れると共に、ミャンマー非難決議の表決に参加しないと強調しました。

ミャンマーでは、政府軍が今年8月25日から同国西部ラカイン州のロヒンギャ族のイスラム教徒への新たな攻撃を開始しており、この中で、6000人以上が死亡、8000人が負傷したほか、80万人以上が隣国のバングラデシュに避難しています。
タグ