米国務長官、核合意への反対を目指す仏英外相との協議で成果なし
1月 30, 2018 19:25 Asia/Tokyo
アメリカのティラーソン国務長官が、核合意に反対する同国のトランプ大統領の政策への支持を得られないまま、イギリスとフランスの外務大臣らとの協議を終了しました。
アメリカのABCニュースによりますと、ティラーソン長官は、イギリスやフランスの訪問において、イランと6ヶ国による核合意に反対するトランプ大統領の立場への支持を得ようとしましたが、訪問の終了に際し、それほど希望を持っている様子ではなかった、ということです。
フランスのルドリアン外務大臣は30日火曜、アメリカのこの努力を批判し、アメリカがこれに関する中国やロシアとの協議を差し控えていることに疑問を呈しました。
トランプ大統領は今月12日、これを最後として核合意を確認する中、核合意で自らが望む条件が配慮されなければ、この合意から離脱すると示唆しています。
一方のイランは、核合意に関する再協議やこの国際的な合意の変更を断固として拒否しています。
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