革命記念日の行進の最終声明、アメリカへの嫌悪と怒りを表明
2月 11, 2018 19:34 Asia/Tokyo
イラン全国で、11日日曜、革命勝利記念日の行進が行われ、参加者らは、「大悪魔」アメリカによる核合意の違反に嫌悪と怒りを示し、「犯罪者であるアメリカは、イラン国民の第一の敵だ」と強調しました。
イラン国民は、11日、革命記念日の行進の最終声明を発表し、「ヨーロッパの一部政府高官が、アメリカのイランに対する覇権主義的な政策に同調し、敵対的な立場を取っていることは非難される」としました。
イラン国民はまた、この声明の中で、すべての体制責任者や関係者に対し、覇権主義体制やその支持者の行動、制裁に対する対抗措置、国民の利益、権利の完全な実現のために、勇気ある行動を示すよう求めました。
さらに、ミサイル・防衛産業や科学技術の分野におけるイランの若者の成功を強く支持すると表明しました。
革命記念日の行進の最終声明では、「イランのイスラム体制の発展や成果は、いつの時代にも増して、人類社会を救うモデルとして、世界の虐げられた人々やイスラム教徒の誇りの源になっている」とされています。
この声明はさらに、抵抗勢力やパレスチナなどの、イスラム運動や解放運動の活動、イスラム世界の連帯と統一へのイラン国民の支持を表明すると共に、「シオニスト政権の首都をベイトルモガッダスに移転するというアメリカの悪しき計画、イエメンやバーレーンでのサウジアラビアとその同盟国の野蛮な犯罪は非難される」としています。
イランのイスラム革命勝利39周年を記念する行進は、11日朝、全国の1000以上の都市と4000以上の村で一斉に実施されました。