3月 08, 2018 16:55 Asia/Tokyo
  • イランのナジャフィーIAEA大使
    イランのナジャフィーIAEA大使

イランのナジャフィーIAEA大使が、「アメリカは核合意の実施を弱める中で、破壊的な方法を進めている」と語りました。

ナジャフィー大使は7日水曜、オーストリア・ウィーンで行われたIAEA定例理事会で、イランが核計画を核合意の枠内で続け、それが10回にわたりIAEAに認められていることに触れ、「ほかの核合意の関係国、特にアメリカの責務の履行状況は失望をもたらすもので、受け入れがたい」としました。

また、「核合意は、一方的なものではなく、イランの核合意実施は、すべての関係国が前提条件なく、完全な形で責務の実施を続けるときにのみ継続可能だ」と述べました。

さらに、核合意は国連安保理によるすべての制裁の解除を保障するものだとして、6カ国は、疑いことなく、核合意の実施の中で、不透明な点を残さず、誠実さと建設的な雰囲気により、相互尊重に基づき、その成功裏の実施を弱める不適切な行動を控える責務を担っているとしました。

ナジャフィー大使は、シオニスト政権イスラエルの代表の主張に反応する中で、「この政権は核合意の締結を全力で妨害しようとした。そのような政権が核合意の実施に関して懸念しているのは、大変こっけいだ」としました。

また、シオニスト政権はこのような発言により、地域的、世界的な安全保障の脅威である、違法な核兵器計画を隠蔽することはできないとしました。

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