パリのユネスコ本部でノウルーズの式典
3月 28, 2018 15:22 Asia/Tokyo
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パリのユネスコ本部でノウルーズの式典
フランス・パリのユネスコ本部で、イラン暦1397年のノウルーズを祝う式典が開催されました。
イルナー通信によりますと、ユネスコのゲタチュー・エンギダ 事務次長は、この式典で、春の新年、ノウルーズに際して祝辞を述べるとともに、「ノウルーズは、平和や連帯、隣人との友好関係といった、世界に通じる価値観を具現したものだ」と語りました。
また、「毎年、世界で数百万人の人々がノウルーズを祝い、春の到来を喜んでいる。様々な文化や民族、宗教、言語が互いに寄り添い、混ざり合うことで、広大な風俗習慣の文化圏が形成されている」と述べました・
さらに、「ノウルーズは、人類の無形文化財の中でも、最も魅力あるものだ」としました。
イランのジャラーリー・ユネスコ大使も、「ノウルーズは、人間と自然の調和や喜びの源である」と語っています。
ノウルーズの祝祭は2016年、イラン、アフガニスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、タジキスタン、トルコ、トルクメニスタン、パキスタン、イラク、キルギス、カザフスタン、インドの12カ国の申請により、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
また、2010年にも国連総会が文書を採択し、この古くからの祝祭を国際ノウルーズ・デーとして正式に定めています。
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