イラン外務省、アラブ連盟首脳会議の最終声明に反発
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イラン外務省のガーセミー報道官が、アラブ連盟首脳会議の最終声明に反発し、他国の内政への不干渉という、イランの不変の原則的な政策を強調すると共に、この声明に盛り込まれたイランへの非難は、完全に不当なものだとしました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
4月 16, 2018 18:34 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のガーセミー報道官
    イラン外務省のガーセミー報道官

イラン外務省のガーセミー報道官が、アラブ連盟首脳会議の最終声明に反発し、他国の内政への不干渉という、イランの不変の原則的な政策を強調すると共に、この声明に盛り込まれたイランへの非難は、完全に不当なものだとしました。

アラブ連盟は、15日日曜、サウジアラビアで行われた首脳会議で、イランに対する根拠のない非難を繰り返し、イエメンのフーシ派に武器を供与しないよう求めると共に、イランは国際法規を無視していると非難しました。

サウジアラビアのジュベイル外相によって読み上げられた、この声明では、「アラブ連盟は、ペルシャ湾に浮かぶ大トンブ、小トンブ、アブームーサーの3島のアラブ首長国連邦の領有権を支持する」とされています。

イルナー通信によりますと、ガーセミー報道官は、この声明の一部の内容に深い遺憾の意を示し、「この声明も、以前の他の声明と同じように、イランに対して根拠のない偽りの主張を繰り返し、地域の危機の原因を正確に知る上で、再び、事実を無視する方法を優先させている」と語りました。

さらに、「今回の会議の最終声明の内容に、サウジアラビアの破壊的な政策が影響を及ぼしたことは、完全に明らかだ」と述べました。

ガーセミー報道官は、ペルシャ湾の3島はイランに属するとし、「一部の近隣諸国が、これらの島に別の名をつけ、誤った主張を繰り返そうとしているが、それは無意味なことだ。これはイランの内政への干渉であり、それを強く非難する」としました。

ガーセミー報道官は終わりに、「イランの原則的な政策は、常に、他国、特に近隣諸国の主権への相互尊重と協調の維持、善隣外交に基づいており、地域諸国に対しても、相互尊重と不干渉を守り、根拠のない主張や非難をやめると共に、無意味な緊張や懸念を減らし、信頼構築と安定の確立に向けた措置を講じるために、現実主義、協力、論理、対話、誠意、先見の明を政策の優先に据えるよう期待している」と述べました。