イラン国立絨毯センター所長、「ペルシャ絨毯の新しい輸出市場はロシアと中国」
4月 24, 2018 17:48 Asia/Tokyo
イラン国立絨毯センターのカーレギャル所長が、「イラン製の手織りの絨毯は、従来までの輸出先であるアメリカ、ドイツ、イタリアに加えて、最近では中国、ロシア、南アフリカ、そして南米諸国の一部にも輸出されている」と語りました。
カーレギャル所長は24日火曜、イルナー通信のインタビューで、「イラン製の手織り絨毯の輸出市場は大きく2つに分けられる。1つは、従来からの輸出先もしくは、地元民の生活様式にイランの絨毯が使用されている国であり、2つめは、近年になってわが国の絨毯を輸入するようになった国である」と述べています。
また、「わが国の絨毯の旧来の顧客は、自らイラン製絨毯を使用していたか、もしくは手織り絨毯の他国への再輸出を行っている国である」としました。
さらに、「わが国の絨毯の旧来からの輸入国は、ヨーロッパではドイツ、イタリア、フランス、スイス、そして北米のほか、西アジアではアラブ首長国連邦、クウェート、カタール、レバノンが主流で、東アジアでは日本となっている」と語っています。
カーレギャル所長はまた、「イランの手織り絨毯の新たな市場の一つは、ひところは絨毯産業の面でイランの最大のライバルだった中国である」と述べました。
イラン税関の統計によれば、イラン暦の昨年10ヶ月間で、3億3600万ドル相当の手織り絨毯が世界市場に輸出されており、これはその前の年の同じ期間に比べて20%以上増加しているということです。
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