最高指導者、「西アジアから出て行くべきなのはアメリカだ」
(last modified Mon, 30 Apr 2018 11:19:52 GMT )
4月 30, 2018 20:19 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「西アジアから出て行くべきなのは、イランではなくアメリカであり、数年前にも言ったように、殴って逃げる時代は終わった」と強調しました。

ハーメネイー師は、5月1日のメーデーを前に、30日月曜朝、数千人の労働者や起業家に向けて演説を行い、「ペルシャ湾と西アジアは我々の家である。だが外国は混乱を引き起こし、悪しき目的を追求している」と述べました。

さらに、「アメリカの西アジア駐留が、衝突や紛争、情勢不安を引き起こしている。そのため、アメリカは西アジアから出て行くべきだ」と強調しました。

また、イランの独立した自由を求めるイスラム体制に対抗するための、アメリカの方法の一つは、地域の浅はかな政府を扇動し、地域内に対立や衝突を生み出すものだとし、「アメリカは、サウジアラビアや一部の地域諸国を扇動し、彼らをイランと敵対させようとしているが、彼らに知性があるのなら、アメリカに欺かれるべきではない」と述べました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

 

ハーメネイー師は、アメリカは、イランの力強い国民とイスラム体制に対抗するための費用を自分たちで負担するのを嫌い、それを地域の一部の国に負担させようとしていると強調し、「一部の地域諸国は、もしイランと対立すれば、間違いなく、ダメージを蒙り、敗北することを知るべきだ」と述べました。

また、「イランのイスラム体制に対抗するために、現在用いられている計画は、経済戦争である」とし、イランの製品を支援し、外国に依存せずに国内の可能性を支えにすることを、この戦争に対抗する唯一の方法として強調しました。