ロシア・スプートニク通信、「イランの原油供給の減少は簡単に補填できない」
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プライス・フューチャーズ・グループのシニア市場アナリスト、フィル・フリン氏が、ロシア・スプートニク通信に対し、「イランの原油供給の減少は、簡単に補填できない」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 03, 2018 20:17 Asia/Tokyo
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プライス・フューチャーズ・グループのシニア市場アナリスト、フィル・フリン氏が、ロシア・スプートニク通信に対し、「イランの原油供給の減少は、簡単に補填できない」と語りました。

シオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相が、「イランは水面下で核計画を追求している」との疑惑を提示した影響で、原油価格が上昇したことを受け、スプートニク通信はアメリカ・シカゴにてフリン氏とのインタビューを行いました。同氏との一問一答は以下のとおりです。

スプートニク記者(以下Sと略す);石油市場はなぜ、ネタニヤフ首相の発言にこれほど神経をとがらせ、敏感に反応していると考えられるか?

フリン氏(以下Fと略す);現在、対イラン制裁の復活に関する懸念が浮上している。我々は今後数年間に、石油市場の最も厳しい状況を目の当たりにすると思われる。この状況の最大の要因は、世界規模での需要の高まりと、市場へのイランの原油供給の減少であり、それは容易には補填できないことである。

S;現在の原油価格の上昇の傾向がこのまま続く可能性があると思われるか?

 

イランの石油生産業

 

F;世界市場における原油価格は上昇の一途をたどっている。その理由はこの数年における投資が不十分だったこと、そして世界的な原油の需要の高まりにある。このため、我々は原油の需要の大きなサイクルの中におかれており、今後も原油価格は高騰すると見られる。

S;イランに対する制裁の強化は、世界市場に対する同国の原油供給に影響すると思われるか?

F;イラン産原油の最大の輸入国は中国とインドであり、このことは特にトルコなどのほかの国にも見られる。原油は、これらの国だけに関係しているものではなく、世界のすべての国に関係する。供給の乱れにより、原油価格は上昇する。またこうした混乱による影響も全世界で見られるではないか。

S;イラン産原油の供給減少を最も多く補填するのはどこの国だと思われるか?

F;そうした国の多くは、OPEC石油輸出国機構の加盟国だと考える。だが、ロシア、アメリカ、さらには、サウジアラビアにもイランの抜けた穴を埋め合わせるための過剰供給できる可能性がある。もっとも、ロシアやサウジアラビアは、早急に行動に出ると思われる。これらの国はこの数年、OPECに原油価格の値上がりを促そうとしてきた。このため、これらの国は原油価格の上昇を待つことになる。このため、当然ながらこの不足を補うために急ぐことはないと考える。