イラン国会、アメリカの核合意離脱を非難
May 09, 2018 17:33 Asia/Tokyo
イランの国会議員らが声明の中で、アメリカの核合意からの離脱を非難するとともに、イラン政府に対し、適切な対抗措置を講じるよう求めました。
これらの議員らは9日水曜の国会会議で、声明を発表し、「アメリカのトランプ大統領は、国際法規に反して核合意から離脱し、同国の政府やシオニスト政権イスラエル、そしてアラブ系の一部の反動的な国、さらにはイランの反体制組織MKOモナーフェギンが一丸となって、イランに対抗する戦線を結成していることを示している」としています。
また、この声明では、「間違いなく国際社会、特に核合意に署名したヨーロッパ諸国や、ロシア、中国にとっての大きな試練に直面しており、それはこれらの国がトランプ大統領の行過ぎた行動に対し抵抗して、世界における交渉と協力の道を開くのか、もしくはトランプ大統領による専横で論理にかなっていない、不遜なやり方を支持するのかのいずれかを迫られていることだ」とされています。
(トランプ大統領は8日火曜夜、一方的な決断を下して核合意から離脱し、対イラン制裁の復活を約束しました。)