ドイツ首相、核合意に対するドイツと中国の支持を強調

中国を訪問中のドイツのメルケル首相が、核合意に対する中国とドイツの支持を強調しました。

ロイター通信によりますと、メルケル首相は２３日水曜、北京で、中国の李・克強（り こくきょう）首相と共同記者会見を行い、アメリカの核合意離脱を受け、中国とドイツは今後もこの国際的な合意を支持していく」と語りました。

また、ドイツのハイコ・マース外務大臣も、アメリカ・ワシントンで同国のポンペオ国務長官やボルトン国家安全保障担当大統領補佐官との会談後、「アメリカとヨーロッパの間には核合意に関する譲歩において大きな隔たりがある」と述べました。

アメリカのトランプ大統領は、今年５月８日、核合意からの離脱と対イラン制裁の復活を指示しました。トランプ大統領のこの決定は、ヨーロッパ諸国や核合意の他の関係国の強い反対に直面しています。