ドイツ首相、「ドイツは核合意維持を決意」
May 30, 2018 19:42 Asia/Tokyo
ドイツのメルケル首相が、「ドイツは、核合意維持に向けた決意を固めている」と語りました。
メルケル首相は29日火曜、ドイツ・ベルリンで開催された、国際的な解決策に関する会合において、このことを表明しています。
ドイツのハイコ・マ-ス外務大臣も、この会合において、「我々は、良好な通商関係の回復というイランの要求が実現されるよう努力するつもりだ」と述べています。
また、「イランが核合意に定められた取り決めを遵守している限り、ドイツはイランとの経済関係を改善する用意がある」としました。
アメリカのトランプ大統領は今月8日、イランに対する根拠のない疑惑の提示を繰り返し、核合意からの離脱と、今後3ヶ月から半年の間、イランに対する核関連の制裁を復活するとしました。
トランプ大統領のこの行動はアメリカ国内外の大規模な非難を受けています。
核合意のそのほかの署名国であるイギリス、フランス、ドイツ、中国、ロシア、そしてEUは、この国際的な合意を支持しています。
この点に関して、イランとEUは最近、アメリカの離脱後のこの国際的な合意の維持に向けた協議を開始しています。