IAEA事務局長、再度、イランの核合意の遵守を確認
6月 05, 2018 16:27 Asia/Tokyo
IAEA・国際原子力機関の天野事務局長が、再度、イランが核合意を遵守していることを認めました。
イルナー通信によりますと、天野事務局長は4日月曜、IAEA理事会で発表された声明の中で、「IAEAはNPT・核兵器不拡散条約追加議定書に基づき、査察が必要とされたイラン国内の全ての施設や場所を視察した」と語りました。
また、イランの積極的な協力は、追加議定書の実行を簡易化し、信頼構築を強化している」と強調しました。
さらに、「IAEAは国連安保理の要請に従い、また理事会が与える権限により、核合意の枠内で、イランの核計画に関する同国の取り決めの履行の監視と事実調査を継続していく」としています。
IAEA理事会はアメリカによる違法な核合意離脱後初めて、オーストリア・ウィーンで4日に会合を開催しました。
IAEAは、これ以前にも、イランの核活動に関する11回の全ての報告の中で、イランが6ヶ国と締結した核合意の内容を遵守していることを認めています。
アメリカ政府は、今年5月8日、核合意からの離脱を発表しましたが、この決定は世界の大規模な反対に直面しています。
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