ドキュメンタリーイラン(7)-ヤズドのドウラターバード庭園(日本語のナレーション付)
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今回は、イラン中部ヤズド州にあるドウラターバード庭園をご紹介してまいりましょう。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
8月 28, 2019 11:35 Asia/Tokyo
  • ヤズドのドウラターバード庭園
    ヤズドのドウラターバード庭園

今回は、イラン中部ヤズド州にあるドウラターバード庭園をご紹介してまいりましょう。


ヤズド市は、世界初の日干し煉瓦で構成された都市とされています。

ここにあるドウラターバード庭園は今からおよそ280年前に建設され、ユネスコ世界遺産のイラン式庭園として登録されている9つの庭園の1つです。

この庭園の中軸を担っているのは、まさに池を中心とした景観であり、その水面には八角形の角柱状の採風塔(ペルシャ語でバードギールと呼ばれます)が映っていて、この塔の高さと池の大きさが見事に調和しています。

この庭園内のメインビルの上に聳え立つ採風塔・バードギールは、イランの熱帯・乾燥地域に見られる住居の基本的な構造を成しています。ドウラターバード庭園は、イラン国内で最も高さのある採風塔が存在することで知られています。この採風塔は、高さがおよそ33メートルあり、イトスギやマツなどの木立をはじめとしたこの庭園の緑の空間の美しさを引き立たせています。

ここにある採風塔は、事実上この庭園の最もメインとなる部分に建っており、塔内には3つの大きな部屋があるほか、大理石でできた貯水槽があります。また、この塔の重要な特質として、全体的に八角形の角柱状であることにより、四方八方から急速に、建物の下部にまで風が送り込まれることが指摘できます。

具体的には、四方八方から集められた風が塔内で急降下し、この採風塔の下部にある貯水槽にたまっている水の水面に触れることで、冷風となって建物内に拡散するという仕組みになっています。

庭園内のメインビルの入り口は、色とりどりのステンドグラスによる美しいデザインが施されています。また池の水が満タンになっていて、しかも日光が反射することで、建物の影が池の水面に写ります。

色鮮やかなガラスがはめ込まれ、イランの古くからの建築様式に見られる唐草模様や幾何学模様の施された格子窓を通して光が入ってきます。入り口にある木枠と鉄枠のついた、大型で移動式の窓は、特に夏場における適度の換気や通気の役割を果たしています。さらに、明るい配色の天井も日光を吸収することなく反射させることから、ヤズド市内の乾燥した気候に適したものとなっています・

ヤズドで使用される主な建築資材はレンガですが、外気や日光、嵐などから家屋を守るため、実際には建物の外壁や階段、床、天井にレンガが使用されています。

この建物には、アルスィと呼ばれる独特のステンドグラスによるデザインが施されており、この建物の美しさを増しています。

ドウラターバード庭園は、ザンド朝及びガージャール朝時代の最も壮麗な建造物であるとともに、イラン建築の最高傑作の1つとされています。

 

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