アメリカ当局、イラン高官との会談に関して矛盾した発言
(last modified Mon, 24 Sep 2018 09:22:16 GMT )
9月 24, 2018 18:22 Asia/Tokyo
  • アメリカのヘイリー国連大使
    アメリカのヘイリー国連大使

アメリカの政府高官が、イランの最高指導者や大統領との会談に関する用意を表明している中で、アメリカのヘイリー国連大使は、「そのような計画はない」と主張しました。

ヘイリー大使は、「イランのローハーニー大統領は、トランプ大統領との会談に招待される予定ではないのか」との質問に対し、「ローハーニー大統領にそのような要請は行っておらず、トランプ大統領はそれに時間を割く必要もない」と語りました。

こうした中、アメリカのポンペオ国務長官は、23日日曜、「トランプ大統領は、最高指導者やローハーニー大統領をはじめとするイランの政府高官との会談に向けて準備している」と語りました。

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、8月13日、アメリカとの協議について、「理不尽な政権との協議による多くの損害、過去の経験、正確な分析により、アメリカとは協議しない」と強調しました。

ローハーニー大統領も、8月15日、「アメリカは、これまでの行動によって協議の下地を台無しにした」と語りました。

こうした中、民主党と共和党を含む、アメリカの元高官など53人が、声明の中で、「トランプ大統領の対イラン政策と、イラン核合意からの離脱は、アメリカに大きな影響をもたらすだろう」と表明しました。

この声明に署名した人々は、アメリカ政府は、イランに対する要請に関して外交的な手段を考慮していないとし、「アメリカは、核合意を再び遵守することにより、イランやその他の核合意の締結国と、その改善について協議することができる」と述べました。

 

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