化学兵器禁止機関のイラン代表、「アメリカは国際司法裁判所で孤立した」
10月 04, 2018 16:58 Asia/Tokyo
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OPCW化学兵器禁止機関のジャハーンギーリー・イラン代表
OPCW化学兵器禁止機関のジャハーンギーリー・イラン代表が、「アメリカは、国際司法裁判所で孤立した」と語りました。
ジャハーンギーリー代表は、3日水曜夜、ツイッターで、イランの訴えに関する国際司法裁判所の暫定的な判断に触れ、それを「イランの法的な勝利」だとしました。
ジャハーンギーリー代表は、「国際司法裁判所はアメリカに対し、核合意からの離脱後、イラン国民に対する制裁を復活させる原因となった取り決めを守るよう求めた」と述べました。
さらに、「アメリカは、イラン核合意に戻ると共に、総体的にも国際的な取り決めを守るべきだ」と強調しました。
国際司法裁判所は、3日、この裁判所にイランのアメリカに対する提訴を審理する資格があるものと見なし、アメリカに対し、最終的な判決が下されるまで、イランの人道・航空面での制限を解除することを義務付けました。
アメリカの核合意からの離脱と核関連の対イラン制裁の復活により、イランは国際司法裁判所にアメリカを提訴しました。
国際司法裁判所がイランに有利な判決を下したことを受け、アメリカのポンペオ国務長官は3日、「アメリカは、1955年のイランとの友好条約を過去のものと見なしている」と語りました。
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